中国医学をベースに 発展してきた伝統薬

伝統薬のルーツは、奈良時代に中国医学が日本に伝来した時にまで遡り、そこから日本独自の医療として発展してきました。伝統薬を製造しているのは日本の各地域にある比較的小規模の製薬メーカーです。製薬会社の中には江戸時代以前から続く会社もあり、代々に渡り秘伝の製法を受け継いできました。多くの伝統薬は、その長い歴史とともに、薬にまつわる独自のエピソードを持ち、その文化的価値も高く評価されています。
伝統薬の中でも、富山の伝統薬は、お客様に必要となりそうなお薬を救急箱にセットして預け、次回訪問時に使った薬のみの代金を頂く独自の販売方法によって、日本各地に広く知られるようになりました。
伝統薬は大きく漢方薬と生薬製剤に分類されます。この2つは混同されることが多いのですが、実は明確な違いがあります。漢方薬は中国の古典文献に出典があるもので、漢方独自の理論をベースにした210の処方に含まれるものでないと漢方薬として承認されません。生薬は自然界に存在する動植物を原料につくられるお薬のことで、出典は漢方薬のように厳密ではありません。
現在の法律では、伝統薬の多くは第2類医薬品に分類されています。誰でも販売できるものではなく、薬剤師や登録販売者など、薬に関する知識を学んだ専門家だけが販売できます。